先日、東京オートサロン2019に行きまして、新型アクセラを見てきました。
新型アクセラに関してはいろいろな記事が出ていますが、不思議なほど好意的な意見が目立つように思います。やはりこれから発売される新車ということで、ネガティブなことはなかなか書けないのかもしれません。
もちろん中身は大きく進化しているのだと思います。特に新型エンジン「SKYACTIVE-X」などは期待しかありません。ただし昨年末に公開された実車画像を見た限りでは、デザインに関しては少し疑問符のつく出来に見えました。
実際の新型アクセラはどうなのか? 外観に関してだけですが、特に専門家でもないただの個人が、実車を見ての感想です。
マツダ新型アクセラ
実車画像リア
早速、画像を見ていきましょう。
最初はリアの画像ですが、後ろはいいと思います。私は好きです。ランプの形状やサイズなども良いですし、全体的にうまくまとまっていると思います。
実車画像サイド
次はサイドです。
どうでしょうか。
ちょっと後ろが重たい感じがします。コンセプトモデルの美しい見た目と比べると、やや残念な印象です。後部座席の居住性を考えると、このぐらいが妥協点なのでしょうか。
実車画像フロント
さて問題のフロント画像です。
どうでしょうか?正直私はガッカリです。
部分的に見ると、コンセプトモデルからそれほど大きな変更はないように思います。ただし各所のその小さな変化が、全体としてみた時に大きな魅力の低下につながっていると思います。
「ライトの形状はそれでよかったのか?」「フロントグリルはそんなに大きくする必要があったのか?」「全体のバランスをもっと重視すべきではなかったのか?」そんな言葉が頭に浮かんでしまいます。
その他の画像です。
こうして見ると、悪くはないんです。3枚目の画像なんて、なかなかカッコイイと思います。ただフロントを含んだ画像を見ると新しさを感じません。「アテンザを小さくしてハッチバックにしました」といったぐらいに見えてしまいます。
コンセプトモデルが素晴らしかっただけに、もったいないという気持ちが強いです。
まとめ
コンセプトモデルは魅力的だったのに、実際に販売するモデルはガッカリ、なんてことはいつもの事です。今回もコンセプトモデルのアクセラが、ほぼそのまま市販されると思っていたわけではありません。
ただアクセラに関しては、かなり市販車に近いコンセプトモデルだったように思います。完成度も高かったのではないでしょうか。現行のアクセラもカッコいいですし、マツダのデザインへのこだわりからすると「やってくれるんじゃないか」そんな期待がありました。
やはり量産化にはいろいろなハードルがあるということでしょう。造る側の人たちは、いろいろな制限の中で最大限の努力はされているのだと思います。私のような素人にはわからない、いろいろな制約があるのでしょう。
車造りの方向性はコンセプトモデルが示しているのだと思うので、今後に期待しています。