トヨタが特許をとったことで話題となったアルミテープチューンを、我が家のスバルXV(GT3)に施してみました。
アルミテープチューンというと、走行安定性の向上など走りのチューンニングというイメージが強いかと思いますが、今回は吸気系のアルミテープチューンです。
夏場の暑い日にエアコンをつけるとどうしてもよろしくない症状が出るので、それが改善するかどうかの実験です。
アルミテープチューンとは
まず「アルミテープチューンとは何なのか?」ということを簡単に説明しておくと、車に帯電している静電気をアルミテープを貼ることで放電させ、車が本来持っている性能を発揮させるといったチューニングです。
「そんな方法で本当に効果あるの?」という気もしますが、調べれば調べるほどみなさん効果があったと言っています。
トヨタが特許を取るぐらいですから、全く効果がないということはないはずです。
使用するアルミテープ
使用するアルミテープはこれにしました。
アルミテープチューンで一番使用されている商品だと思います。
アルミテープを貼る場所
アルミテープを貼る場所ですが、色々調べて吟味した結果こうなりました。
エアクリーナー周りなど、空気を取り込む部分に貼っています。静電気を除去して空気の流れを良くすることで吸気効率をアップさせるのが狙いです。
アルミテープの貼り方
アルミテープの貼り方ですが、ギザギザにカットして貼ったほうが放電しやすいそうです。4辺ともギザギザにカットしている人も多かったのですが、今回は2辺だけギザギザにカットして貼ってみました。
それから貼る場所はしっかり汚れを取り除いて、出来ればシリコンオフなどで脱脂してから貼ると良いと思います。
アルミテープチューンの効果は?
低速域のトルクアップ
さて問題のアルミテープチューンの効果ですが、結果はちょっと微妙です。
車に変化はありました。
低速域のトルクは確実にアップしています。右左折などからの立ち上がりがかなりスムーズになりました。角を曲がって再加速する際にいつもの感覚でアクセルを踏むと、思っていた以上に加速するので初日はビックリしました。
「このぐらいの回転数だろうから途中でもう少し踏み込むかな?」などといった感覚でアクセルを踏むのですが、今までより回転数も高くすんなり加速していきます。4速ATが6速ATになったような感じでしょうか、快適です。
普通にゼロから加速する際も、回転数が落ちて加速が鈍る場面が減ったと思います。全体的に変速がスムーズで運転しやすくなったので、この点は非常に気に入っています。
エアコンON時の不調は・・・
主目的であるエアコンを付けた状態でのよろしくない症状の軽減ですが、こちらはあまり効果を感じません。
外気温が30℃になるあたりからでしょうか、パワーダウンが原因だと思うのですが、車が重くなってCVTの挙動もおかしくなる場面に、相変わらず遭遇します。
トルクアップを実感していたのでこちらも期待していたのですが、それほど大きな変化は感じられませんでした。
ただ全体的にトルクアップしている感じなので、気温がそれほど高くない時のエアコンによるパワーダウンは軽減されていると思います。
※追記
500kmか1000kmか走ったあたりからでしょうか、効果に変化が見られました。
パワーダウンはかなり解消されています。以前は車の重量3割増しぐらいに感じていたのですが、今は5%ぐらい重いかなといった程度にしか感じません。CVTの挙動がおかしくなる場面も、外気温35℃を超えるぐらいまではほとんどありません。症状が出ても以前よりかなり改善されています。
エアコンがよく冷える
それからエアコンがよく冷えるようになったと思います。
以前は25℃ぐらいの設定でオートにしていたのですが、寒く感じるようになったので、1.5度ぐらい設定温度を上げました。
ここは間違いなく変化があったと思います。
エンジンのかかりが良い?
それからエンジンのかかりが良くなったようにも思います。
もう慣れてしまって最近はあまり感じないのですが、アルミテープを貼った直後は「アイドリングストップからの再始動がスムーズになった」と感じていました。
最近はそうでもないかなと感じることもあるのですが、若干良くなっていると思います。
直進安定性の向上
それとこれは吸気系とは関係ないのですが、ハンドル下にもアルミテープを貼りました。
ここにアルミテープを貼るだけで直進安定性が増すということだったので、余っていたアルミテープを貼ってみました。
結論としては少し効果を感じました。
車の評論家の人たちが「センターが出る」という言い方をすることがあると思うのですが、まさにそんな感じです。
ハンドルがセンターにある時の安定感が増しました。ただついでに乗り心地も少し硬くなったような気もしています。剥がすかどうかは考え中です。
まとめ
やる前は疑っている部分もあったのですが、思っていた以上に変化がありました。これだけ効果があるのなら、もっと効果的な場所がないかなど今後検証してみたいと思います。
それから最後に、スバルXVの夏場の不調に関してですが、マイナーチェンジで2020年1月に発売されたXVから1.6リッターだけエアコンのコンプレッサーが可変容量式に変わっています。
「それなんぞ?」とい方もいるかと思うのですが、長くなるので説明は省きます。
おそらくですがこの変更で夏場の不調はすべて解消されると思います。
購入を検討中の方がこのページを見ることはまず無いとは思いますが、もし検討中の方がいましたら、心配せずXVを購入していただいて大丈夫なはずです。