カーメンテナンス

ミラー型ドライブレコーダー(前後カメラ)の取り付け方法を解説

カーメンテナンス

今回は、新しく購入したミラー型ドライブレコーダーを取り付けながら、取り付け方法も解説していきます。

取り付けるのはVANTOP DISCOVERY H610Rというミラー型ドライブレコーダーです。

以前にいろいろと調べた時に良さそうだったので、買い替え時の候補として狙っていた商品です。値段は15,000円ほど。(Amazon)

VANTOPドライブレコーダー スペック

まずはこのドライブレコーダーを選んだポイントから。

ポイント
  • ソニー製センサー搭載で高画質
  • 解像度 : 前2.5K・後ろ1080p
  • デジタルインナーミラーとしても使用可能
  • LED信号機対応
  • 地デジ・FMなどへの電波干渉に対応
  • リアカメラが防水防塵
  • SDカード128GB対応
  • リアの映像が左右反転しない

このあたりです。

やはりソニー製のセンサーを使っていて、夜間でも高画質で撮影できるというところが一番のポイントです。その他の細かい部分もいろいろと改良されて使いやすくなっているようです。

ミラー型ドライブレコーダー取り付け

付属品一覧

付属品の一覧です。

シガーソケットへのケーブルが3.5m、リアカメラのケーブルが7mあるので、普通車であれば問題なく届くと思います。日本語の説明書もわかりやすかったです。

動作確認

取付作業をする前に、念のため動作確認をしておきます。

本体に電源ケーブルとリアカメラのケーブルを挿して、シガーソケットにケーブルを挿し込んだら、エンジンを掛けて電源を入れてみます。

前後とも映像が映れば問題ないでしょう。

※カメラには保護フィルムが貼ってある場合があります。

フロントカメラ(本体)取り付け

フロントから取り付けていきます。

本体の取り付けは付属のゴムで止めるだけなので簡単です。

配線

配線はシガーソケットへのケーブルからですが、シガーソケットの裏からグローブボックスの後ろ(もしくは足元)、そしてAピラーの中を通して上まで持っていきます。

ピラー内はリアカメラの配線もどうせ通さないといけないので、一緒に配線していきます。今回作業する車はサイドにもエアバッグがあるので、リアへの配線は下を通します。なのでAピラーには2本配線を通すことになります。

この時に注意点なのですが、最近はAピラーにもエアバッグのある車が多いと思うので、しっかり作業することをおすすめします。

ピラーカバーをちゃんと取り外して、エアバッグの奥、純正配線が通っていればそれと束ねるなどして、エアバッグの動作に支障が出ないよう注意してください。

Aピラーのカバーですが、引っぱれば外れます。ドア枠のゴムを引っぱって外してから普通に引くだけです。エアバッグがある車は、飛んでいかないようにフックで止めてあるので、少しひねると外れるようになっています。

ピラーを通して上まで持っていったら、フロントガラス上部のすき間を通してミラー付近まで持っていきます。

※自動ブレーキ等のカメラには触れないよう注意してください。

リアへの配線

リアへの配線は、サイド足元のカバーを外して通していきます。

このカバーも引っ張るだけで外れます。初めての場合なかなか外れないかもしれませんが、外れるハズですのでがんばって外してみてください。

後席側のカバーは外しにくい場合もあると思うのですが、全て外さなくてもちょっと浮かせるだけで通せたりします。

リアカメラの位置

次にリアカメラの位置ですが、これは車内か車外かで分かれます。圧倒的に簡単なのは車内です。

車内であれば内張りを剥がしたりせず、配線はすき間を通すだけで済ませる事も可能です。自信がない方は車内が無難だと思います。ただし濃いスモークを貼っている場合は、映りがかなり悪くなります。

既に純正のバックカメラが付いている車も多いと思うので、状況に応じて判断してください。

今回はがんばって車外に設置していきます。

リアへの配線の赤い線

ミラー型ドライブレコーダーの場合、リアの配線にこの赤い線がある物が多いと思います。この配線ですが、繋がなくても問題ありません。

電源はシガーソケットから供給されているので、リアの常時録画やデジタルインナーミラーとしての使用は問題なく動作します。

この線はリバース電源を取る配線ですので、バックランプなどに繋ぐと、ギアをバックに入れた時にガイドラインが出るなどの機能が使えるはずです。

リアカメラ周辺の配線

さて問題のリアカメラ周辺の配線です。

車内に設置する場合は、すき間をうまく通してリアガラスか周辺の内張りなどに設置してください。専用の強力な両面テープで貼り付ければ、剥がれることはほとんどありません。

バックドア内張り剥がし

今回作業している車はスバルXVという車なのですが、ハッチバックタイプなのでバックドアの内張りを剥がして配線していきます。

こんな感じでバックドアの内張りを剥がします。

ここも大体引っ張るだけです。今回はドライバーが必要なネジ状のピンが2箇所だけありました。あとは20ヶ所ぐらいピンを引っぱって外すだけです。

詳しい外し方が必要な方はこちらの記事をどうぞ。

⇒ スバルXV(GT)バックドア内装パネルの外し方

ラゲッジスペース周辺の配線

ラゲッジスペース周辺の配線ですが、サイドの内張りを少し浮かせて通しました。

ここもピンを引っぱって外しただけなのですが、ここを浮かすには荷室下部の内張り等を外さないとダメでした。

①のカバーをどけてから②の内張りを外して(クリップ2ヶ所)、さらに③の内張りのネジをいくつか外してから浮かせると、ようやく引っぱって浮かせられる感じです。

荷室からハッチドアへの配線

荷室からバックドアへの配線は、このゴムの部分の中を通します。

このゴムですが、中のすき間が狭くて通すのにめちゃくちゃ苦労することがあります。

一度通すと切らないと抜けなくなることもあるので、計画的に作業してください。

バックドア配線

バックドア内部の配線は、純正配線が通してあると思うのでフックに割り込ませるなどしてカメラ位置まで持っていきます。

リアカメラ設置

リアガーニッシュ取り外し

リアカメラを取り付けるため、リアのガーニッシュを外します。

ガーニッシュには開閉用の配線が繋がっていると思うので、必要に応じてコネクタを外してください。

ただしこの配線を外すとバックドアが外から開けられなくなります。バックドア内側の中央下部にレバーがあると思うので、それを動かして手動で開けます。

ガーニッシュ自体は裏側からソケットレンチを挿し込んでビスを4ヶ所外して、あとは引っ張るだけで外れました。

ガーニッシュ穴あけ&カメラ取り付け

ガーニッシュの穴あけはドリルでいくつも穴を開けて、それからカッターとヤスリで形を整えました。

私はそのままやりましたが、周りにマスキングテープを貼って作業したほうが、細かい削りカス等が塗装面に付着しないので良いと思います。あと削った面は、念のためサビ止めなどで保護しておくと良いと思います。

カメラの取り付けは何度もハメてみながら、穴を広げて調節しました。

リアカメラ配線引き込み

ガーニッシュを取り付ける前に、リアカメラの配線を車内に引き込むのですが、ここはしっかり防水を考えて処理していただきたいと思います。

今回は配線を引き込む部分にゴムのカバーがしてあったので、小さな穴をあけて通しました。

完成図

ガーニッシュを取り付けてリアカメラの配線をつないで内張りを戻したら完成です。

配線が見えるのはフロントカメラの上とシガーソケット部分だけです。

リアカメラは通常のバックカメラと違って、水平に近いぐらいの角度にしてあります。

最初はもっと寝かせてあったのですが、夜間に後続車のライトが眩しく感じたので、少し下向きに修正しました。信号待ちで後ろの車がボンネットから下ぐらいしか映らない程度にしてあります。(動画では全体が録画されています) 

※追記 ミラーを上下にスワイプするだけでミラーの明るさ調整が可能でした。暗めにすれば夜間でもあまり眩しく感じません。

使用感

最後に、実際にこのドライブレコーダーを使ってみての感想ですが、画質が良すぎてびっくりしました。ミラーの映像が非常に鮮明に映ります。

「デジタルインナーミラーって、ミラーがただデジタル表示になるだけでしょ?」と思っていたのですが、死角が減りますし確実にハッキリ見えるので、安心感がぜんぜん違います。左後方から来る自転車とかすぐ気づけますし、コンビニの駐車場でバックする時などもよく見えて安心です。夕方や夜間は特に効果的です。

それから録画した動画も見てみましたが、圧巻の画質です。フロントはスマホやgoproで撮った動画よりきれいです。リアもかなり鮮明で運転手の表情まではハッキリ見えます。以前のドラレコと比べると20年分ぐらい画質が進化した感じです。

大きめの車に乗っている方、夜間の運転に自信のない方などに非常におすすめです。

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