AZ CKM-001超極厚・水置換オイルのレビューです。
このオイルはチェーン専用のオイルではないのですが、ちょっと噂のオイルです。
「超極厚・水置換オイル」といういかにもスゴそうな名前ですが、ロードバイクのチェーンオイルとしての性能はどうなのか?
使用感をまとめました。
CKM-001 性能評価
静音性 90点
まずは静音性ですが、なかなか高いレベルにあると思います。
いろいろなオイルの中でトップかと言われると、そこまでとは思いませんが、十分静かになります。
変速もスムーズで静かですし、多くの人が満足できる静音性を備えていると思います。
汚れの付きにくさ 80点
汚れの付きにくさもなかなか優秀です。もちろんある程度の汚れは付くのですが比較的少なめです。
特に砂利などが付きにくいように思います。
100kmほど走行後のチェーンの画像がこちらです。
かなりきれいな部類だと思います。
ワックス系のオイルなどと比べると汚れは多いですが、このぐらいであれば私としては十分合格点です。
しかも走行後に軽く拭き取るだけで、かなりきれいになります。
クランク5周分ほど拭き取ってみます。
普通のオイルは拭き取った後にクランクを回すと、中から黒い汚れが浮き出てくるのですが、このオイルはそれがほとんどありません。きれいな状態が保たれているのだと思います。
クランクを回してジャリジャリした感じがないのもかなり好印象な点です。
潤滑性能 90点
潤滑性能ですが、問題は全く感じません。チェーンの回転も軽いと思いますし、変速も静かでスムーズです。
いろいろなチェーンオイルを試しましたが、十分上位に入ってくるだけの潤滑性能があると思います。
通常使用であれば必要十分と言えるでしょう。
オイル持ち 90点
かなりサラサラなオイルなので、オイル持ちはどうなのかと思っていたのですが、予想以上に持ちます。
雨の降っていない状況下であれば、200kmは余裕です。300kmでもほとんど問題を感じません。おそらく400kmもイケると思います。
粘度の低さから考えるとかなり優秀と言えるでしょう。
コストパフォーマンス 70点
価格はどうなのか?
420mlのスプレーで1300円程ですので、コストパフォーマンスもまずまずと言えるでしょう。
多用途
オイルの性能とは関係ない部分ですが、チェーン以外にもいろいろな部分に使用が可能です。
自転車以外のチェーンはもちろんですし、機械や工具の潤滑、ドアのキシミなどにも使えます。
塩素・バリウムフリーなので安全で、ゴムの部分などにも使用可能です。
まとめ
静音性・潤滑性能良し。汚れのつきにくさやオイル持ちも十分。多用途でしかも値段も安め。
かなり優秀なオイルだと思います。
ひとつひとつの性能で見ればもっと優秀なオイルもありますが、総合力ではかなり高いレベルにあると思います。
これ1本あればいろいろな場面で役に立ってくれるハズです。
水置換性なのでメンテもしやすいですし、かなりおすすめです。