AZ CKM-002 超極厚・超潤滑オイルをロードバイクのチェーンオイルに使ってみました。CKM-001がかなり良かったので、こちらも気になっていたのですが、思っていたよりも違いがありました。それぞれに良い部分がありますが、好き嫌いは別れるような気もします。
それぞれの特徴を比較してみました。
CKM-001とCKM-002の違い
オイルの粘度
まずはオイル自体の違いですが、粘度にかなり差があります。
CKM-001はサラサラでCKM-002はかなりとろみがあります。
左がCKM-001、右がCKM-002です。
これだけ差があるので、オイルの特性が変わってくるのも当然かと思います。
静音性
次に静音性ですが、002のほうがチェーンの音はかなり静かになります。001でも十分な静音性があると思うのですが、002はさらにその上をいっています。
今まで10種類以上のチェーンオイルを試しましたが、確実に1位か2位かというぐらいの静かさです。CKM-002の静音性はかなり高いレベルにあると思います。
チェーンの汚れ
チェーンの汚れ具合ですが、これもかなり違いがありました。CKM-001はとてもきれいな状態が保てるオイルだったのですが、002はわりと汚れます。
約100キロ走行後のチェーンの画像です。
CKM-001がこちら。
CKM-002がこちらです。
見ての通りかなり差があります。粘度の違いから考えると妥当な結果とも言えますが、002は思っていたよりも汚れの付着が多かったです。
注油後に余分なオイルを入念に拭き取ったつもりでしたが、もしかすると拭き取りがあまかったかもしれません。
オイル持ち
オイル持ちに関してですが、これはどちらも十分かと思います。
CKM-001で400kmぐらいは走れそうな感じだったので、粘度の違いから考えるとCKM-002はもっと距離が伸びるのではないかと思います。
申し訳ないのですが、私はチェーンの汚れが気になるタイプなもので、CKM-002は200kmぐらいまでしか検証していません。200kmなら全く問題ありませんでした。オイル切れの症状などは全く感じません。
潤滑性能
潤滑性能に関してもどちらも十分かと思います。
オイルの粘度に違いがあり静音性もそれなりに差があるので、潤滑性能にも差があるのかもしれません。
ただ体感できるような差はないと思います。どちらのオイルも優秀です。
まとめ
CKM-002は、CKM-001を少し改良したぐらいの商品かと思っていたのですが、かなり特徴に違いのあるオイルでした。
簡単に言うと、CKM-001はバランス良くいろいろな機能が充実しているオイル。CKM-002は静音性が抜群だがその分やや汚れが付きやすいオイル。といったところでしょうか。
あまり汚れがつかずに距離もそれなりに持ってくれるバランスの良いオイルを選ぶのか、ある程度の汚れはかまわないので抜群の静音性を求めるのか。選ぶ基準はそのあたりになるかと思います。
個人的にはCKM-001のほうが好みではあります。
CKM-002ぐらい汚れが付いてしまうとチェーン周りの掃除がやや面倒です。チェーンだけならまだ良いのですが、クランク・スプロケ・プーリーあたりまで汚れが付くので、そのあたりをきれいに保ちたい私としてはやや評価が下がります。
ただしCKM-002の静音性はとても気持ちがいいです。捨てがたい部分ではあります。
抜群の静音性を求めたいという方はCKM-002を試してみていただくと良いかもしれません。