ロードバイクのチェーンオイルは何がいいのか?迷うところです。
最適なチェーンオイルというのは、使用環境や目的、考え方・感じ方によって大きく変わってくるものだと思います。
しかしそこを踏まえた上で、あえておすすめのチェーンオイルを選んでみました。
チェーンオイルおすすめ4種
AZ CKM-001
潤滑性能良し、音も静かで汚れ少なめ
このオイルは自転車専用のチェーンオイルではなく、超極圧潤滑剤と呼ばれるものです。
超極圧潤滑剤とは何か?
基本的には負荷の高い設備機器などの潤滑用に使われるオイルです。
金属と金属の摩擦を極限まで抑えることを目的とした潤滑剤で、かなり高性能なオイルと言えます。車のエンジンオイルの添加剤として使う人などもいるようです。
- 潤滑性能・静音性共に必要十分
- 防塵・防蝕性があり汚れに強い
- 水置換性があり洗ってすぐにオイルが差せる
- 浸透力が高く、錆びついたネジのs潤滑用としても使えるなど多用途
正直、良いところだらけです。死角が見当たりません。
砂利などがあまり付かないですし、余分なオイルのかたまりが出来にくいように思います。帰宅後に多少拭き取りをしていれば、かなりきれいな状態を保てるでしょう。
それでいて潤滑性能や静音性も良いので、とても好感触なオイルです。
ワコーズ CHL チェーンルブ
全体的に性能の高いオイルだが、値段がやや高い
ロード用チェーンオイルの定番として名高いこのオイル。
性能はその評判通りで、欠点がほとんどなく平均点がかなり高いオイルと言えると思います。
セミウェットタイプで万能系のチェーンオイルです。ただし値段がやや高いのがネック。
- 潤滑性能・静音性共にトップクラス(当社比)
- フッ素樹脂配合
- 水置換タイプで洗ってすぐにオイルが差せてサビにも強い
- オイルを拭き取る量で性能を調整可能
- 値段が高め
FINISH LINE セラミックワックスルーブ
汚れの付きにくさはナンバーワン、しかし距離は持たない
ワックス系のチェーンオイルで、チェーンをキレイに保ちたいならコレ。走行後でも汚れがあまり付きません。
ただし耐久性はないので、100キロ毎に注油するぐらいの気持ちが必要です。
- チェーンの汚れにくさはナンバーワン(当社比)
- 雨には弱い
- 距離も持たないので注油頻度は増える
- 100km以上のロングライドではオイル切れの恐れあり
- あまり汚れないので洗浄せずに継ぎ足し注油でそこそこイケる
- 寒さの厳しい時期は凝固して使えない
シマノ ウェットルーブ
安心のシマノ純正、フッ素(テフロン)配合でチェーンに優しい
ウェットルーブという名前ですが、実際はセミウェットぐらいの粘度で使用感もセミウェットに近い印象です。
- シマノ純正という安心感がある
- テフロン配合でチェーンに優しい(らしい)
- 多少の雨なら問題なし
- ワックス系よりは汚れるが汚れ少なめ
多少汚れは付きますが、わりとチェーンをキレイに保てる部類のオイルだと思います。
不思議なんですが、ペダルが軽く感じるオイルです。
コンポもチェーンもシマノという場合は、一番合うオイルなのかもしれません。
まとめ
今回いろいろなオイルを試しまして4種類のオイルを選んだわけですが、ハッキリ言いまして良い物ばかりでかなり悩みました。
この他にも、フィニッシュラインのドライ、KUREのセミウェット、AZのロードレース用・ロードレースSP・AZのCKM-002も試しました。だいたいどれも良かったです。
選んだ4種と比べても非常に微差です。おそらく使う人の感覚によって評価は変わるだろうと思います。
なので結論としてはやはり、個人の使用目的やメンテの頻度、チェーンをきれいに保ちたいかどうか、そのあたりで選んでいただくのが良いかと思います。
ただし微差ではありますが、上に挙げた4種類おすすめです。