購入して一年以上が経過したレーシングクアトロLGですが、最近ラチェット音が爆音です。
スプロケットを取り付ける際に、フリーの外側にグリスを塗っておくとラチェット音が静かになるので、何となくそれでごまかしていたのですが、さすがにそろそろかと思いまして、分解してグリスアップしてみました。
レーシングクアトロLG グリスアップ
スプロケットを外す
まずは、フレームからホイールを外してスプロケットも外します。
外し方を忘れたという人は、このあたりご覧ください。
⇒ 後輪の外し方
分解
フリー取り外し
フリーボディから外していきます。
5ミリの六角レンチと17ミリのスパナで、固定しているナットを外します。
ここのナット、逆ネジです。
ナットが外れたら、フリーを引き抜いて外します。
多少引っかかりがあるので、少し回しながら引っぱると外しやすいかと思います。
けっこう汚れています。
次に反対側のナットも外します。
フリー側に六角レンチを差し込んて、反フリー側をスパナで回すのですが、ここのナットが非常に硬かったです。初期状態では、このナットにグリスが塗られていないようです。
外れたら、下の画像の赤丸部分のネジを六角レンチでゆるめてから、キャップ?のような物を回して外します。
薄い金属のワッシャーがあるのでそれも外します。
外れたら、フリー側からシャフトを引き抜きます。
シールドベアリング
シャフトを引き抜くと見えているのが、シールドベアリングです。
このシールドベアリングですが、ここもフタを開けてグリスアップされる方もいるようですが、私は触りません。
ホコリの混入やグリスの漏れ等、触ってしまったがために起こり得る問題もありますし、ノーメンテで使ってゴリ感が出てきたら交換でいいと思います。シールドベアリング自体は値段も安いですし(1000円未満)最近のものは耐久性も非常に高いようです。
洗浄
取り外した部品を洗浄していきます。
私はこういった所の汚れを落とすのに、クリーナーなどは使いたくない派です。専用の物を使ったり、しっかり乾燥させるなどすれば問題ないとは思うのですが、なんとなく使いません。綿棒などでコツコツやる派です。完全にはキレイにならないですが、程々で満足することにしています。
キッチンペーパーなども使ってきれいにしました。
組み立て
分解したハブを組み立てていきます。
まずシャフトにグリスを塗ります。
ちなみに私は、いつ何時もデュラグリス派です。
シャフトを通してナットで固定したら、フリー側にもグリスを塗っていきます。
まずフリー自体にグリスを。
ハブ側にもグリスを塗っていきます。
ここのグリスですが、目一杯に盛ってもフリーをハメる時に漏れるだけなので、ある程度で良いと思います。このぐらいの量でもラチェット音はかなり静かになります。
グリスを塗ったらフリーボディを接続します。
反時計回りに少し回しながら押し込むと、ハマりやすいかと思います。
それから、私はなんでもデュラグリスで済ませてしまいますが、グリスもいろいろありますので、こだわるという方は、いろいろ調べてみてください。多少の差は出るかもしれません。
ナットで固定すれば、ハブの組み立てが完了です。
まとめ
シールドベアリングを触らないのであれば、メンテナンスは簡単です。初めての方でも問題なく出来ると思います。
ただ、それほど高価なホイールでもないですし、レースで使うようなホイールでもないと思うので、グリス切れの症状やゴリ感などを感じたらメンテナンスをする、といったぐらいで十分かなという気がします。
雨天での使用がなければ、距離にもよりますが1年に1回でも十分でしょう。