40代でこれからロードバイクに乗ってみようかと考えている方もいらっしゃるかと思います。私がロードバイクに乗り始めたのは40歳を過ぎてからでした。
20歳過ぎから運動らしい運動をほぼしていなかった私にとって、20年ぶりぐらいのまともな運動だったわけですが、非常に多くのメリットを感じています。
ロードバイクデビューを考えている方に、私が感じたロードバイクを始めるメリットについてです。
ロードバイクを始めるメリット
肉体の進化
20年も運動をしていなかった私の体は、かなり貧弱な体になっていたと思います。太る体質ではないので、ほっそい足に貧弱な上半身。かなり貧素な体でした。
それがロードバイクに乗り始めて数ヶ月も経つと、太ももに筋肉が付いてきていることが目に見えてわかってきます。湯船に浸かっている時などに「あれ?足太くなってない?」といった感じです。
この感覚が非常に新鮮です。40代ともなると体の衰えには慣れてきますが、体が発達するということには縁のない方が多いでしょう。老いていくばかりだと思っていた自分の体が発達していくことに、驚きと喜びが混ざりあったような感覚になります。
そうすると「じゃあついでに上半身も鍛えちゃうか」なんて思う人もいるでしょう。「トライアスロンにでもチャレンジしてみちゃうか」なんて考える人もいると思います。人それぞれ差はありますが、とにかく健康になります。
40代ともなると、親の体の衰えを目にして、健康の大切さに気づかされる方も多いことでしょう。これから年老いていく自分の肉体に対して、40代でもう一度貯金をつくっておいてあげる、これけっこう重要な事かと思います。
そういった点から考えると、ロードバイクは非常に良い趣味だと思います。歳を取ると衰えやすい下半身を中心に鍛えられますし、有酸素運動によって体の内側も鍛えられます。
多少お金はかかりますが、一人で簡単に始められますし、空いた時間に自分に無理のない距離から始めることができます。
毎年健康診断を受けている方は、数値の改善が十分期待できると思います。
精神面の変化
普段から運動をされている方は別ですが、人間の体というのはやはり運動を必要としているように思います。「健全な心は、健全な肉体から」なんて言葉もありますが、やはり運動をしていると精神的にも健康になるように思います。
私は肉体的にもそうですが、精神面の好影響のほうが大きかったと思っています。
以前よりも健康に気を使うようになりましたし、夜早めに寝て朝早く起きるようになりました。たかがそれだけとも言えますが、けっこう大きな違いです。
私は若い頃からかなり夜型だったと思います。社会人になってからは普通に朝から活動していましたが、休みの日などは昼ぐらいまでダラダラと過ごすことがよくありました。
そんな私でもロードバイクにハマってからは、休日は朝早くからよく乗りに出かけます。朝の早い時間だと風が穏やかなことが多いですし、気分的にも非常に爽快です。
数時間乗って帰ってきてもまだ午前中です。休日をとても有効に使えます。自然と仕事の前日も早く寝るようになりますし、精神的な余裕が生まれました。
あくまでも私の場合ではありますが、生活がずいぶんと好転したと思います。
ロードバイクを始めるデメリット
お金がかかる
メリットばかり書きましたが、デメリットが無いわけでもありません。ロードバイクというのはそれなりにお金がかかります。ここも人によって大きく差のある部分ですが、ロードバイクにトータルだと100万円以上かけてしまっている人も珍しくありません。ハマると色んな物が欲しくなる、ロードバイクに関してはこれは多くの人に言えることだと思います。
私は服や時計・車など、物欲はかなり少ない方だと思います。しかしそんな私でもロードバイクに関しては物欲をとても刺激されます。「良いホイールが欲しい」「高価なフレームを使ってみたい」「ウェアもカッコイイものにしたい」そんな思いに駆られます。
高価なものを買わなければいいだけの話ですが、それなりに散財してしまう可能性を秘めた趣味ではあると思います。
まとめ
私が思うメリット・デメリットについて書きましたが、私はロードバイクを始めたことに関してなんの後悔もありません。
私の場合は大してお金もかけてないですし、健康を買ったと思えば非常に安い買い物です。メリットのほうがはるかに大きかったと思っています。
私と同じ40代の方はもちろんですが、30代でも50代でも60代でも、ロードバイクを始めて楽しいと思える方はたくさんいると思います。河川敷のサイクリングロードなど走っていると、50代かな60代かなといった歳の方もよく見かけます。みなさん非常に生き生きとして見えます。
ロードバイクを多少なりとも考えている方がいましたら、ぜひ一度試してみていただきたいと私は思っています。